家族と過ごす時間よりも、エクセルと過ごす時間の方が長いノダッシュです、どうもー。
基本的にはデキル子のエクセル君なんですが、汎用性があり過ぎるために困ることもしばしば。
どういう時に困るかというと、
エクセルフォーマットに数字入力をお願いする場合(複数人に対して)に、『小数点一桁までの入力で回答をお願いします』と言っているのに、平気で小数点三桁ぐらいで回答される事ありませんか!?
準備したエクセルのフォーマットが表示桁数 小数点一桁なのに、入力が小数点三桁までされると、どうなるのかというと
見た目上の数字を足し合わせても、合計値にならなくなります・・・
例えばこういう事です。(エクセルは書式設定で小数点1桁まで表示)
(単位:億円) 表示上 入力値
A事業売上 1.5 1.53
B事業売上 0.6 0.62
C事業売上 5.1 5.11
—————————–
売上合計 7.3 7.26
で、印刷された資料を見ると、1.5+0.6+5.1=7.2≠表示上の7.3 となるので、「オイオイ、資料あってんのか?」とチェックを受けるハメになります。
というか数字を扱う部署としては足し算が違うというのは問題外のようです。(当たり前っちゃー当たり前ですが)
とまぁ、前置きが長くなりましたがエクセルに以下の設定をすると小数点2桁以上の入力をするとエラー表示を出せるので入力制限する事が出来ます。
(もちろん、数式をいじればエラーにする桁数も変えることが出来ます)
メニューバーの「データ」→「入力規則」をクリックして子画面を立ち上げる→「入力値の種類:ユーザー設定」で「数式:=ROUND(A1,10)-ROUNDDOWN(A1,1)=0」と入力して下さい。

あとは必要に応じて、他のセル範囲にコピーして下さい。
※ただし、完璧な対処ではなくて上記設定の場合は小数点10桁までの数字は感知できるが、小数点11桁目以降ではじめて数字が入るような場合には対抗が出来ません。(あまり、よく分からない・・・という方は無視して下さい。)
上記の入力規則の意味するところは
『A1セルの数字 の 小数点11桁目で四捨五入』 マイナス 『A1セルの数字 の
小数点2桁目で切捨て』 が 『ゼロ』 の場合のみ入力OKという意味です。
つまり、A1セルに「1.51」という数字を入力したならば
1.5100000000 - 1.5 = 0.0100000000 ≠ 0 でエラー表示となります
しかし、A1セルに「1.50000000003」という数字を入力した時にどうなるかというと、小数点11桁目の「3」が四捨五入されるため
1.5000000000 - 1.5 = 0 となり入力可能となります。
で、何が言いたいかというと完璧ではない!という事です。が、「起きる可能性が低い」事と、「ズレの数字が極小である」という事でこの対応でOKという事にします。