だから人は本を読む |
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東洋経済新報社 2009-09-11 売り上げランキング : 15620 おすすめ平均 |
【評価】★★★★☆
【短評】「本を読むという事はどういう事か」という普段考えない原点に戻ることが出来た。だからオレは本を読む。
ノダッシュです、それでは感想です。
読んでいる最中に思った事だけど、この本は「本を読む前に読む本」なんだなぁーと思った。
(そういえば、『本を読む本』というのが別でありますね。こちらにも興味あります)
この本の最終ページ(あとがき)に「何につけても本を読もう。」と福原氏は呼びかけている…、しかし、本を読まない人は結局この良書を読むことはないというジレンマがありますよね。うーん、残念。
私自身はとある人から多少なりとも影響を受け、少しは本を読むようになったし、とあるコミュニティに参加して『だから人は本を読む』という良書にも出会うことができたので運が良い、と思う。
学生時代には、ほぼマンガか雑誌しか読まなかった私が言う事ではないが、活字を読む文化がもっと浸透すれば良いのになぁと思う。
できれば、自分の子供には活字の楽しさ・奥深さを"正しく"伝えたい。
("正しく"伝えられないと、活字に悪いイメージを与えかねないので難しいが…)
さて、この本を読んで感じた事ですが、
(P46)
『~。ソクラテスが何十年もかけてようやく到達した思想が、本を読むだけでわかるのだから、読まないのはなんともったいないことか。~』
とあるように、確かに本を読むという事は、誰かの思想だったり・情報だったり・ノウハウだったりを、ものの数時間で得ることが出来てしまう(かもしれない)事だ。
せっかくこの世に生まれてきたので、良書と呼ばれるものは読み漁ってみたいと思った。欲深なので。。
その前に、家にある『孫子』を読破せねば……