評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻 (KCピ-ス) |
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【評価】★★★★☆
【短評】あらゆる資料(アニメ本編、公式資料、派生マンガなど)から、シャア以上にシャアを深く読む!ある意味すげぇ。
ども、初めてファーストガンダムを見ようとしているノダッシュです。
Zガンダム以降は全て見てるはずなんですが、ファーストガンダムだけは見てなかったんですよねー。
この本を見たのがキッカケで、『ファースト』をようやく見てみようかと思いました。
で、この本「評伝 シャア・アズナブル」なんですけど。著者の方、ほんとにスゲー!
シャア以上に二手も三手も深読みしまくりww!っつーぐらい、あらゆる資料からシャアの内面・心情を紐解いていきます。
そのレベルは、上・下巻に分かれている事からも分かると思います。
一例を挙げると
【上巻P24】
「認めたくないものだな……」という言葉は、それまでの事態に対していっているのではない。
「若さ故の過ち」を「過ち」のまま終わらせないという、彼の決意を示したものであった。
まぁ、そうかもしれんけど、そこまで言い切っちゃう!?という感じ。
これを読めば、その辺のガンダム通よりもシャアに近づけること間違いなしです!ザクも2倍速ぐらいにはなるかもw
しかし、本文中で出てきますが、シャアって「一流の見識と二流の才能」の持ち主だったんですね。見えすぎた為に「二流の才能」に対してコンプレックスを抱き、Zガンダムの時代を超えて、逆襲のシャアの時代でアムロと対峙する。(シロッコには「ニュータイプのなり損ない」って言われてるし)
野球で言いなおすならば、監督としては優れているけど、現役時代はほどほどの選手だったといったトコロでしょうか。
とまぁ、シャアの名言を使いこなせるようになりたいと思うノダッシュでした。
ちなみに、この本のチャプターの中で好きなタイトル(シャアの名言)は、
Chapter06「若者をいじめないでいただきたい」
⇒仕事でミスして上司に叱られてる時に是非!
Chapter12「出資者は無理難題をおっしゃる」
⇒株主がムチャ言ってくるときにサラッと言いたい!
の2つですかね。難易度は高いですけど、使ってみたい!