ジオン軍の失敗 (アフタヌーン新書) |
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【評価】★★★★★
【短評】ガンダム好きでかつ、仕事とか開発とかに絡めてネタにしたい人にオススメ。偉い人には分からんのですよw
一言、面白い!
数多あるガンダム本の中でも、こんな切り口でのガンダムは初めて見た。(多分、他にもあると思うが)
ガンダムをモチーフに、"失敗する製品が世に出てしまうのはなぜか"を技術開発の面から論理を展開する。
例えば、MS-06Fザク2IIの章では、
『技術においては、「寿命の長さ」は必ずしもいいことではない』
⇒万能機が本当に万能であるケースは極めてまれ。万能機はともすれば、工業製品としてクリティカルな要素を犠牲にしている。また、成功体験が長期的な失敗を誘発することはままある。
また、MS-09Rリック・ドムの章では、サブタイトルが
『あるセグメントで成功した技術が、別のセグメントで成功するとは限らない』
となっているなど、この手の読み物が好きな人にはグッとくる内容になっている。
なんていうのかな、くだらない事に限って本気出す人っているじゃないですか。なんか、そんな感じなんですよね。
で、そういう人とかモノが大好きなんですよね~。しかも、内容もよく練られているんで余計に面白い!
とまぁ、そんな感じなんですが、この本むずかしい言葉がたくさん使われてるんですよね。
自分の後学のためにメモしたテキストを備忘録としてつけておきます。